アップビートとダウンビートを感じよう!
どうも米田たいしです!
この時期は毎年花粉症に悩まされます…
ここ数日は花粉がかなり多いみたいで、鼻水や目の痒みが酷くなるのですが、なんとか食事や睡眠、運動で克服しようと試みています^_^;(運動がまだイマイチできてない…)
さて、前回のブログでリズムの大切さを書きましたが今回は具体的にリズムを良くするために必要なリズムの感じ方を学んでいきましょう!
簡単にリズムを説明すると…
〝音の鳴るタイミングや長短、強弱によって作られる音の時間的な変化の構造である〟
今回は普段よく耳にする4分の4拍子で説明していきます
4分の4拍子は1小節の中に4分音符が4つ並ぶ長さ(4拍)という意味です※上図参照
よく「1、2、3、4」と数えているのは4分の4拍子です
その「1、2、3、4」と数えている部分が強拍でありダウンビート
そして半分細かく拍をとると…
「1、&、2、&、3、&、4、&」
この「&」がアップビートであり弱拍になります
そして日本人はダウンビートを感じやすく
ロックやR&B、ソウルやジャズなどのルーツである黒人音楽はアップビート主体です
黒人音楽の圧倒的なリズム感の良さを調べていた時出会った本「黒人リズム感の秘密」
著者は世界的に有名なダンサーの七類誠一郎(トニーティー)さん
この本はボイストレーニングの事は一切書かれていませんがリズムの事を知るにはとても良いと思います
特に日本人が持つリズム感と黒人の持つリズム感の違い、そして黒人のリズム感を習得するためのエクササイズが書かれています
その中で書かれているダウンビートとアップビートの特徴をここに抜粋しておきたいと思います
【ダウンビート】
• 日本人
• 強拍、表ビート
• ビートは断続的で単純、直線的、キレのリズム
• リズムの基本姿勢は一撃必殺的
• スピードの立ち上がりが鋭い
• 動きの加速度は小さい
• 動きのタイミングは一拍目
• パワーは剃刀のように鋭い
• 柔道・剣道・空手・歌舞伎・日本舞踊
【アップビート】
• 黒人
• 弱拍、裏ビート
• ビートは連続的で複雑、曲線的、ノリのリズム
• リズムの基本姿勢はヒット&アウェイ
• スピードの立ち上がりは穏やか
• 動きの加速度は大きい
• 動きのタイミングは一拍の半拍前
• パワーはハンマーのように重い
• ボクシング、球技、陸上競技、ダンス
ダウンビートは『キレ』のリズムを生み出し、アップビートは『ノリ』のリズムを生み出す
その両者の違いは動きのスピードに現れます
ダウンビート=直線的な立ち上がりの鋭さ
アップビート=立ち上がりは緩やかだが曲線的に加速度を増す
これはどちらが良い悪いではなく、動きのリズムとしてどちらも長所と短所を持つ
音楽に関しても、日本人が不得意なこの曲線的リズムを習得することはより複雑なリズムを形成するのに欠かせないのだろうと予測できます
では、どう習得していくのか?
3つのステップに分けて訓練していきましょう!
①まず一番大事なのが『耳』です
このアップビート主体の複雑なリズムの音楽を聴くことが大切です
まずはインプットする事、そうしなければアウトプットする事は出来ません
②体でリズムを取る
聴いた音を足や手、体で取れるようにしましょう
③体で取れるようになったら口でとっていきましょう
ボイスパーカッションのようにして口でリズムをとります
ボーカリストの楽器である声でリズムを生み出すにはこの3つのステップが大切になってきます!
ステップ①は普段からリズムを意識して聴くことと、ノリのある曲を選曲すると良いです。
僕はゴスペル音楽に触れる機会が多かったので、そこで得たものは多いように思います
Kirk franklinやIsrael and new breed、fred hmmondなどのアーティストを良く聞いていました
バンドのドラムをよく聞いてみてください
ステップ②と③はレッスンでお伝えしていく内容になってきます
ただリズムの取り方は単にタイミングを合わせるだけではあまり意味がなく
黒人リズムの特徴である【曲線的】という所がミソになってきます
ただ裏拍をとるだけでは、タイミングを半拍ずらせば表になるのであまり意味は無いのです
体で取る時も、またボイスパーカッションで取る時も【曲線的】を意識した練習をしていきます
それでも一番大切な事は『聴く』事だと思います!
ぜひ普段からリズムを意識して音楽を聞いてみてください
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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