声の生まれる場所「声帯」

共鳴に大切な3つの共鳴腔では、声帯から発せられた音を響かせるには

それぞれの共鳴腔がピッチや母音、子音によって変化する、そのバランスをとる事が大切だとお話しました。

今回はその声の生まれる場所「声帯」について話していきたいと思います

まず、声帯とは!

とても小さい

Vの字のような形

開いたり閉じたりする

前後に引っ張られ、伸縮する

簡単にこの様にイメージしてもらうと良いと思います。

重要なのは「とても小さい」ということ

成人男性でも1.5cm前後くらいです。

そして声は誰にも身近な当たり前なもので、声帯のことなど意識せず声を出しています。

それゆえにその小さい声帯をコントロールする事はとても繊細な作業になってきますので、なかなか知覚するのには時間を要します。

コントロールのポイントは「小さい声」で発声をする事です!

ついつい大きな声を出したくなりますが、ウォーミングアップや練習の始めの時は小さな声ではじめるのが良いです。

大きな音の中で、小さな繊細な音を判別するのは難しいものです。

とても小さな声帯を感じ、コントロールしたいと思うなら、どうすればいいか分かりますよね?

次に声帯の役割を知っておくことが大切です。

1番の役割は

「ピッチ(音程)を決める」

です!

V字の形をした声帯は発声の際、近づきあってその間を息が通ることで振動して声になります。

そしてピッチによって声帯がどう変化するのかというと…

《低い音》

声帯は長く、厚く、緩んでいる

《高い音》

声帯は短く、薄く、張っている

この法則を覚えておくと良いです。

これは音の原理です

ギターの弦に例えるとわかりやすいです。

低い音の弦は太く(厚い)

高い音の弦は細い(薄い)

ギターの弦をおさえたとき

1フレット(弦を長く)と10フレット(弦を短く)では10フレットが高い音になります。

ギターのペグを回してチューニングする際、緩むと低く張ると高い音になります。

ギターと全く同じ原理で声が作られる訳では無いですが、これは発声する際の大切なヒントになります!

今日はここまで!

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

※質問や疑問点など、より良い記事にする為ご意見頂けますとありがたいです。

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