効率よく練習するために!その3
これまでに「短い時間でちょこちょこやる!」「自分の頭の中をノートに書き留める」と書いてきました
今回はその3 「ひとつの事を突き詰める」 についてです
物事はなんでも突き詰めていくと、今まで見えていなかった事に気づいたり、その精度を磨いていくことになるわけですが
ボイストレーニングって正直何が正解か分からないことが多いのです。
指導する側の経験や感覚的なものによる伝え方が多かったり
特に科学的なプロセスは新しい発見もありますが、解明されていない事が多く、色んな意見があったりするのも事実です。
それでは何を突き詰めたらいいのか?ってなりますよね…
その答えは音の原理に従うことではないかとおもいます
そして明らかになっている事を突き詰めていけば良いのです
なんか難しい話になってきましたが😅
簡単に説明すると
・息が声帯を振動させる
・音は振動が起こらないと発動しない
・振動数によってピッチ(音程)が決まる
・振動体(声帯)が厚いと低く薄いと高い音になる
・共鳴腔によって音色が作り出される
・共鳴腔が詰まってると音は響かない
etc…
要は高い音を出したいのに、声帯を厚く使おうとしたり、息をたくさん吐き出そうとしたりするのは理にかなっていないということなのです
分厚い大きな鐘を鳴らせばゴーンというのに対して小さな薄い鐘はカンッと鳴るのです
もう1つ例を出すと
グラスに水を入れて棒で叩くと音がなりますよね?
水がたくさん入っていると体積が多い(厚い)ので低い音に、少ないと体積か少ない(薄い)ので高い音になります
そのグラスを手で握ると音はきれいに響かず、コツコツとした音しかなりません
グラスが喉(声帯から口までの筒状)だとしたら握った手は首周りの筋肉です
まず最高のポテンシャルで音を響かしたいなら無駄な力をかけないことは明白です
またグラスの中の水がピッチを決める声帯だとしたら、声帯の質量(水の量)で考えるとわかりやすいです
厚く長く使う声帯は質量が大きく低い音
薄く短く使う声帯は質量が少なく高い音
となるわけです
この事を頭に入れた上で、イメージする事が大切です。
音の原理を無視したイメージは後々混乱を招くだけです。
ハッキリしている事を突き詰めていけば、確実にあなたのポテンシャルも向上します
地味な練習になるかもしれませんが、同じことを何度も繰り返していくうちに、今まで見えなかった景色がきっと見えます。
perch of voiceのレッスンの目指すところでもあります
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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