練習のための準備その2
前回の続き「何を歌うかではなく『どう』歌うか」の話です。
まだ僕が自己流で練習していた頃の話です…
有名なボイストレーナー、セス リグス氏の教材や、アメリカで最先端のボイストレーナーブレット マニング氏の教材をよく使っていました。
リップロールから、ハミング、色々なスケールの発声、そのどれもが当時は目新しくCDと一緒に声を出していました。
発声をしたあとは声が出やすく、効果があるんだなと思っていました。
ただそれはちゃんと理解した上での発声では無かったと今は思います
数万円もするせっかく良い教材なのに、練習の仕方次第でその価値は全く違うものになっていたのです(涙)
CDに合わせて歌っているだけでは、ただスケールを上手く歌っているだけになっていて、発声練習が上手いだけでそれが歌にちゃんと繋がっていなかったと思います。
現に僕はずっとピッチに悩まされてきました。
発声では高い音までいくスケールも歌えるのに曲になると、どうしても声が重くピッチが低くなっていました。
それは単に声が低いという問題ではなくピッチに合わせた声帯、息、共鳴のバランス が整っていなかったのです。
スケール練習には色々な目的や効果が、使う母音や子音によっても変わってきますが、やはり高い音を出すことに気を取られがちです。(僕がそうでした…)
高い音をバランスよく出すためには、低い音のバランスも大切だということです。
初めのその1音のバランスが崩れていたらその後も大概上手くいかないものです。
しかし声帯、息、共鳴 このバランス感覚を掴んでいくと、他のスケール練習や、歌でもバランスを崩した時に気づくのです!そしてまたそこに修正をかけていける。
自分の中に物差しを備えているようなそんな感覚です。
そして発声で使われる色々な母音や子音などもその目的を理解した上で行わないと効果も半減するのです。
みなさんも是非自分の中に声の物差しを見つけて頂きたいです!
今日はここまで!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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