影響を受けた本。
今までのブログで強調してきた
・呼吸
・共鳴
・声帯
これらが声を作りだす重要な部分だとお話してきました。
そしてイメージの重要性。
ここに辿り着くには色々なボイストレーニングや教則本に出会ってきましたが、その中でも1番影響を受けたのが
「the voice of the mind」
E.ハーバード.チェザリー氏の本です
もう半世紀以上も前の古い本ですが、ヴォーカリストを目指すなら読むべき本のひとつだと思います。
もう絶版になっていますが、中古で高値で取引されています。
僕が探していた時は6万にもなっていました!
なので全国の図書館を検索し、なんとか1箇所置いてあるところを見つけ、取り寄せて読んでいました。
見つけた時はすごくうれしくて、読みながら書き写していました。
内容は良くある腹式呼吸の練習からストレッチ、スケール練習…のようなものではなく、声の通る道(本書ではサウンドビーム)を丁寧に説明していて、それが本書の至る所で何度も出てきます。
本来声が当たる場所(レッスンでは響の位置と言います)が、母音やピッチによって変化する様が丁寧に説明されています。
理論的に声帯の働きや、呼吸時の体の動きなどを説明しながらも、イメージの重要性、そのヒントをたくさんくれる本です。
単にスケールを歌うより1音1音丁寧に練習することによって、自分の頭の中(mind)に音の場所(鍵盤のような)が見えてきます。
その基準が出来てこそ応用に繋げていけるようになるのだと思います。
そして間違った方向に行っても元に戻りやすくなります。
本書の中の言葉で
「何を歌うかではなく『どう』歌うか」
これはまさに、色々な発声法やスケールがありますが、その目的や意図をしっかり汲み取り理解しながら声を出すことが大切なんだと教えてくれました。
まだAmazonで中古で取引されていたと思うので、ぜひ読んでみてください。
また、他にもオススメの本を紹介していきたいと思います!
今日はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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