声の悩み、実は“脱力”がカギ?〜体験レッスンから見えた本質〜
こんにちは。
ボイストレーナーの米田です。
今日は、体験レッスンに来られた方とのやり取りを通して、改めて大切だと感じた「脱力」について、お話ししていきます。
高音が出ない、喉が痛い…その原因は?
今回の体験レッスンにいらした方は、
- 高い声を出すと力が入ってしまう
- 歌うと喉が痛くなる
- ボイストレーニングに通ったり、YouTubeなどの情報も試したけど、うまくいかない
という悩みを抱えておられました。
声をよくしようと一生懸命努力されている方ほど、いろいろな方法を試して迷子になってしまうことがあります。
でも、これはよくあることなんです。
正しい道を見つければ、必ず声は変わる
僕の師匠である冨田勝先生が、よくこうおっしゃいます。
「間違った道をいくら頑張っても目的地にはたどり着けない。正しい道をコツコツ進むのが、実は一番の近道。」
今回の方も、努力をしてこられたからこそ、しっかりと“正しい道”に切り替えることで、声がどんどん変わっていくと確信しています。
声が出る前から、もう力んでいる?
今回のレッスンで分かったことは、「声を出す前の段階」からすでに喉に力が入っていたということ。
つまり、発声以前に体が緊張してしまっていたのです。
この緊張の原因を探っていくと、
- 姿勢(巻き肩など)による呼吸の浅さ
- 常に力が入りやすい身体のクセ
- 頭で考えすぎてしまう傾向
などが見えてきました。
ここで大切になるのが「脱力」です。
脱力=ただ“力を抜こうとする”ではない
よく、「力を抜いて歌って」と言われますが、実際にそれを**“感覚としてできる人”は少ない**のが現実です。
むしろ「抜こう」と意識すればするほど、力んでしまうことも。
だからこそ、僕のレッスンでは、身体の状態や呼吸、姿勢などから脱力を導くアプローチを取り入れています。
これは僕自身が、整体や身体の仕組みを学び、実践してきたからこそできる強みでもあります。
声を出すための“土台”を整える
脱力は、声を出すための“準備”であり“土台”です。
土台ができていない状態でどんな練習をしても、成果が出にくいばかりか、喉を痛めるリスクも高まります。
でも、土台が整うと、同じ練習でも「質」がまったく変わってきます。
今回の体験レッスンでは、クライアントさん自身も身体の使い方に気づき、納得していただけたようで、そのまま入会をご希望されました。
声の悩みは、声だけの問題じゃない
高音が出にくい
喉が痛い
力んでしまう
それらの問題は、実は「声帯」だけではなく、身体全体の使い方や状態が深く関係しています。
だからこそ、僕のレッスンでは声だけでなく、
- 呼吸
- 姿勢
- 身体の使い方
- 自律神経のバランス
といった、“声の背景にあるもの”にも目を向けた指導を行っています。
一緒に、正しい道を歩いていきませんか?
迷子になっているように感じる方ほど、「本質に戻ること」がとても大切です。
本質とは、変わらないこと。
声を育てるために必要な土台をしっかり整えながら、あなたの本来の声と向き合っていきましょう。
体験レッスンも受付中ですので、ぜひ一度ご相談ください!