「声帯」が自由になると、声はもっとのびやかに
こんにちは。
ボイストレーナーの米田です。
前回のブログでは、声の三要素「息・声帯・共鳴」のうち「息」にフォーカスし、
呼吸の土台となる身体づくりや改善例をご紹介しました。
今回は、その続きとして「声帯」についてお話していきます。
■声帯ってどこにあるの?
声を出すうえで中心的な役割を果たす「声帯」は、のどぼとけの内側――甲状軟骨の中にあります。
声帯は、空中に浮いているような「喉頭(こうとう)」という器官の中にあり、周囲の筋肉のバランスによって動きやすさが決まるとても繊細な構造です。
喉頭を動かしているのは、実はとても小さな筋肉たち。
けれどその周囲にある胸鎖乳突筋や僧帽筋といった大きな筋肉が緊張していると、声帯の自由な動きを妨げてしまうのです。
■「首こり・肩こり」が、声の出しにくさを生む?
✔ 声が出しづらい
✔ 音程が不安定
✔ 急に声がかすれる
✔ 声に疲れやすさを感じる
そんなお悩みをお持ちの方は、もしかすると首や肩の筋緊張が原因かもしれません。
特に現代人に多い「ストレートネック」(スマホ首)は、喉まわりの筋肉に余計な負担をかけ、
結果として「声帯の伸縮のしにくさ」「息との連動の不調和」などにつながることがあるのです。
■ボイストレーニングだけでは変わらない「身体からのアプローチ」
多くの人が、発声に関する問題を“声の出し方のテクニック”でなんとかしようとします。
しかし実際は、声帯を自由に動かせる身体があってこそ、テクニックは生きてきます。
私が取り入れているRE:SET整体メソッドでは、声の通りを妨げる身体の歪みや筋肉のこわばりを整えながら、
脳に正しい姿勢を記憶させ、自然に声が出しやすい状態をつくっていくことを目的としています。
■声の土台は“整った姿勢”から
ここで、発声に影響する姿勢の歪みチェックをしてみましょう。
✅ 鏡の前でまっすぐ立って、
- 鎖骨の真ん中と顔の中心がズレていないか?
- 顎と頭頂を結ぶラインが左右どちらかに傾いていないか?
- 頬の高さやフェイスラインに左右差はないか?
どれかひとつでも当てはまれば、姿勢のバランスに偏りがあるサインかもしれません。
これは単に見た目の問題だけではなく、声帯や喉頭の位置にも影響を与え、発声に支障をきたす要因にもなります。
■【簡単エクササイズ】声帯が動きやすくなる姿勢調整
例えば、鏡を見て「顔が右に傾いている」と感じたら、
意識的に左へ傾けて数十秒キープしてみてください。
これは、普段使われていない側の筋肉に刺激を入れ、バランスを整えていくシンプルな方法です。
毎日の発声練習の前に、こうした「身体の調律」を取り入れると、
声の出やすさに変化を感じられる方も多くいらっしゃいます。
■まとめ:声の不調は“声帯”だけの問題じゃない
ボイストレーニングでは、つい「声の出し方」ばかりに意識が向きがちですが、
本当の意味で声帯を活かすには、身体の状態=声が出る土台を整えることが欠かせません。
自分では気づきにくい「歪み」「姿勢のクセ」「首肩のこわばり」を見直し、
もっと自由に、もっと気持ちよく、声を使っていきましょう!
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