サウンドビーム

今回は以前の記事で少し触れた「サウンドビーム」について書いていきたいと思います!

この「サウンドビーム」は以前紹介した本「the voice of the mind」の中で何度も出てくる言葉で

簡単に説明すると、声を光線のようにイメージしその光線の向かう方向、高さ、太さをピッチや母音によって変化させることで、バランスをとることを目的としています。

あくまでイメージの持ち方です

実際に声は声帯が振動したらそこからあらゆる方向に響きます

なので実際には光線のように一直線に音が鳴るのでは無いのです

ではなぜ、光線のようにイメージするのか?これには声帯の使い方とサウンドビームが密接に関わっているのです

以前のブログ「声の生まれる場所「声帯」」でも書きましたが

声帯はピッチによって、「長さ」「厚さ」「張力」が変化します

「長さ」はサウンドビームの直径に

「厚さ」はサウンドビームの軽やかさ

「張力」はサウンドビームの高さ

このように置き換えるとわかりやすいかと思います

話し声くらいの出しやすい音域ではサウンドビームの直径は厚く長く使っている声帯に比例して、直径は大きめでソフトパレット(軟口蓋)全体に響いてるような感覚です

それから高音になるにつれサウンドビームの直径は小さく軽やかになり、高さも増すので段々とソフトパレットを抜けて後頭部の方まで抜けていきます

最高音でサウンドビームは蜘蛛の糸のように細い線で後頭部に当たります

サウンドビームがピッチにより細く高くなり傾いていく様子

この後ろに傾いていく様子も重要なイメージです

サウンドビームはただ直径や高さや傾きの変化にとどまらず、他の様々なイメージをプラスしていくことで色々な効果が得られます

まず初めの段階では、声帯がピッチによる変化に合わせてサウンドビームも同じように変化することを意識できるようにしてみましょう!

この他にもサウンドビームのイメージは色んな部分に影響を与えていきますがそれはレッスンでお伝え出来ればと思います

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

※質問や疑問点など、より良い記事にする為ご意見頂けますとありがたいです。

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