声を枯らさずに歌う!
みなさんは声が枯れることがありますか?
大きな声で喋ったり、カラオケで何時間も歌ったり…
そんな時声が枯れてしまいませんか?
声が出来る場所(声帯)になんらかの異常が起こっていることは予想できますよね?
声が枯れているということは声帯が通常と違う振動の仕方をしていると考えられます
そして痛みを伴う場合は、炎症も起こしていると言えます
大きな声で喋ったり、歌ったりすると声帯はたくさん働かなければなりません。
声帯は粘膜と結合組織、筋肉から構成されていて息をしたり声を出すのに開いたり閉じたりを繰り返しています。
振動している時は肺からの息がその動力になるのですが、同時に声帯の粘膜を乾燥させることにも繋がります
ついつい大声を出したり、歌っていたりすると声のアタックも強くなりがちです
アタックとは声の出だしのことで、強いアタックは声帯の閉鎖も強くなり、声帯を必要以上に酷使します。
そうすると声帯は過剰な息で乾燥し、力任せに使われた結果炎症を起こしてしまい通常の状態ではなくなってしまいます
閉じようとしても上手く閉じず隙間ができそこから息が漏れかすれたような声になります
いつもなら少量の息でよかったのが、その分たくさん送らないといけなくなり、また乾燥させるという悪循環になります
息漏れしないようにと閉鎖を強めようとして力みに繋がったり…
こうなっては1度歌うのをやめて回復するのを待つ事が必要です。
何時間も歌っても声が枯れない人は喉が強いとか言われますが、声帯の運動のさせ方が効率よいのだと思います。
過剰な息での発声ではなく、必要最低限の息の量で声帯を振動させ、十分な共鳴腔を確保することで、無理に声を出そうとしなくてもよく響く声で歌えるのです。
みなさんも練習の時にはしっかりバランスを取ることを考え、歌う時はそこから強めたり弱めたり自分の許容範囲を超えないよう注意してください。
そして声に異常が出てきたら声を出すのを止める!
それ以上酷使してしまうとポリープなどに繋がり、最悪手術しなければいけなくなります。
いつまでも楽しく気持ちよく歌うために、自分の声をよく知っていきましょう!
まだまだ自粛ムードは続いていますが、声を出してせめて気分は明るくいたいなと思う今日このごろでした✨
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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